冥府がうすぐらいのにはわけがある。
昨今の照明を体験すればわかるだろう。 うす暗い方が安まるのだ。 電飾世界の色彩と自然光の中の色彩を較べるまでもなく ヒトは自然の中で感覚を平衡維持しているのだ。 <刺激>は一瞬の覚惺に過ぎないのに、 日常化していると感覚の方が疲れ鈍くなっていくのだ。 この事態こそが<地獄>なのだと言うべきだろう。 ゲーム、テレビづけの少年少女の諸君、 極彩色のキレイな画面こそ、地獄なのだと自覚したまえ。 子供ばかりではあるまい。 <地デジ>も同様の地獄なのだ。 暗闇が消えて久しい。 せめて冥府ぐらいは、暗さへの平安を保ってほしいものだ。 誰しもが最後に行くところなのだから。
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