麒麟塾~KIRIN JUKU~SINCE1975
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学習スタイル

■基本となる学習の流れ

画像

■世界を発見する

勉強を支えているのは、<世界>への視線です。
どこを見ているのか分からないような視線は世界に見捨てられているのです。
世界へきちんと対面できる視線があれば、勉強はおのずと先へ進んでいきます。

まなざしは、世界を見る。
だから勉強とは、世界を開いていく技術をマスターすることだと言ってもいい。
わたしにとって世界は?という問いと、世界にとってわたしは?という問いを一直線上に置いてみる。
わたしと世界がおなじ線上に置かれたとき、テーマはどんなものでもいいのです。
すでに<わたし>は世界内存在として世界を学んでいるのです。

WORLD AND ME
         わたしの情報を世界へ
         世界の陰影をわたしの中へ

WHAT?
なにを勉強する?
さぁ、40日を設計しよう。
①基本事項の確認をする。
②弱点発見⇒対策をする。
これを徹底的に勉強する。

次は、
★『麒麟の学習スタイル』をマスターすればいい。
注意しなさい。
難問挑戦はまだまだ先のことです。
基本事項をていねいに見直してください。

ちょっと難しい言い方をするね。基本事項を深く考えて、納得して覚えるのです。
なんとなくわかったではダメ、論理的なつながりを理解してください。
記憶の鎖がつながっていつの間にか覚えてしまいます。

HOW?
①どの位勉強するの?
②どの様に勉強するの?


⇒中途半端はダメ、きっちり最後までいっぱいやる。
⇒えんぴつはどう握っている?
 ノートはきちんと使い分けている?
 1ページはひとつの事しか書かない。
 字は丁寧かな。
 まず基本的なスタイルを身につけておくこと。

※保護者のみなさまへ
・勉強する前の基本的姿勢があります。
 学習時間もいつどこでどのくらい、どのレベルまで学習するのか、間違ったらどうしたらいいのかを知っているか。
 まず学習環境から見直してみることです。

・中3生の夏の勉強は決定的です。
 高校合格はもとよりその先の勉強を考慮したスタイルを自分のものにできるかどうか、大きな分岐点になります。

・辞書そして単語ノート、地図帳および資料集をどのくらい使いこなせるのか、
 時間の使い方は覚えたか、時間の統合法、分割法など教科内容以前に知っておくべきことはたくさんあります。
 成績は学習スタイルから始まります。



WHY?
なぜそうなの?
疑問をつくるのが勉強の目的なのです。
覚えることはその結果に過ぎません。
あたまを耕すには、知識を吸収するよりも、なぜと問うことがはるかに大事なのです。
​これを間違うと後戻りができないことになりかねません。

あっ、というまにああああー
夏の足は速いですよ。
ググッと夏のアタマを押さえ込むには設計図が絶対に必要。

夏の終わりになって
★「なんたる失策であることか」と嘆く前に
大きな魚をつかまえよう。
                  ★『山椒魚』井伏鱒二

■5W1Hを覚えよう。

画像
目的(地)の設定から始める。
 ↓
はっきりさせる。 what
a.基礎固め        教科
b.実力養成        単元  征服
c.挑戦          弱点
               ↓
→日程を作る。      whereの決定
 when          ↓
             howの決定
              【どのように、どのくらい】    
①目的地の設定をする。(where:場所/対象)
 1.教科/単元/弱点のどこを学習するのかを決めておく。
 2.どのレベルなのか、テストの結果から判断する。
   高望みをしないで、ひとつ前、下に戻ることがいい。

 A地点・・・難題レベル、挑戦する問題、まだ習っていないところ
       習っていてもざっと見ただけ、深くは理解していない単元

 B地点・・・実力テスト、実力養成の問題、入試問題の80点レベル
       2つか3つ位の単元が組み合わせてある問題

 C地点・・・基礎レベル、教科書の太文字とその説明
       ここを軽く越えてはダメ、最重要地点です。
       そうです、重く、深く考えるところなのです。
       結局ここをどう通過するかが後の実力につながるのです。

②どのように勉強をするのか?(how1:方法)
読むだけでいいのか、ノート整理が必要か、何度も書いて書いてもまた書いて覚えるのか、
ほかの人に説明できるまで理路を行ったり来たりするのか。

*ここが難しいところです。
生徒の実力をただ点数で測ることはできません。こどもの生活、精神の背骨、いろいろなことを1年、2年、3年と直に向き合って見えてくるものなのです。子どもが生徒になり、学生になっていく成長の過程こそ学習そのものだからです。
まずはふだんの生活習慣をなぜそうなのかを考えてください。テスト問題も〇か×かをみるのではなく、なぜ〇なのか×なのかを考えてみましょう。
解答用紙を吟味することでいろいろなこともわかります。(例えばえんぴつの使い方、握り方、紙面のどこをみているのか・・・)
ひとりひとりの精神への的確な指示がとても大事なのです。

③どの位の勉強が必要なのか?(how2:学習量)
1週間や10日でこなせるようなものは勉強とは言いません。単なる宿題です。勉強は今までの積み重ねの中から始まるのです。
本格的な勉強に入る前にどのくらい本やテキスト、家庭や学校での生活の中でモノを感じ考えてきたのか。
自分や世界にどのように関わってきたのかが問われているのです。
そう、膨大な時間がきみたちの中に積み重なっているのです。だからチョコ勉はほとんど意味を持ちません。
(チョコレートを食べながらの勉強はグー?)

どこをどのように、そして何を勉強するのかによって一人ひとり全く異なります。ただ中途半端な学習量ではその学習が活かされないということです。
夏ならば中学2年生までは集中力、そして持続力へ力点を置いて計画を作るといいでしょう。
弱点の補強、得意分野のさらなる拡張と深化へできるだけ時間を割いてみることです。
特に強調したいのは読書量です。圧倒的な量をこなせるならば怖いもの無しです。将来への大きな資産(?)作りになります。

高校受験、大学受験を第一テーマにしている諸君ならすでにスタート地点からかなりのところまで走ってきていることと思います。
長いマラソン競争とはいえ、資格試験ではありませんから、競争に勝ち抜く対策や技術は必須でしょう。
夏の計画と実践的なアクション、そして結果をもたらす努力が必要なのはいうまでもありません。
大人の試験です。甘えてもだめです。次の一歩は自分の精神の背骨で支えることでしか踏み出せません。

④日程表をつくる(when:いつなのか)
どこを学習するのかが決まり、どの位の量をが決まり、どのようにするのかが決まれば日程表が作れます。
予備の日も考慮して、最終日を設定し、1日のタイムテーブルをつくるのです。
かならず修正することになります。はじめからガチガチの計画はいけません。
柔軟な、毎日でも少しずつ手を入れられるような『スケジュールノート』を作ってみてください。
※『スケジュールノート』は『麒麟伝』に詳しい説明があります。

⑤何をすればいいの?(what:どこをとは違います)
はい、これを考えるのは君たち自身です。学校や塾の教材をこなせばいい?

⑥だれが勉強するの?(who?:・・・)
お応えできません。


 銘記せよ。
  競争の原理
  成長の原則
  精神の背骨


■学習スタイルを考える。

1)高い high
2)速い fast     どのポイントから始めるか。
3)深い deep​

学習 → Nextへの転移のために
  キーワード
  high 上位へ 高く
  fast 速く
  deep 深く
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●何を目標とするか

Big な「学び」には、3要素のすべてが必要。
   しかし教科や単元、そのときの要求(テストなど)に応じて工夫する。

   小中学生はfast、high
   高校生はdeepに力を入れる。

■ 学習法 秋~冬  
この時期の特異点を見極めよう。                      

ずっと同じ姿勢ではダメ! 一度立ち上がって回り全体を眺めよう。
ボキッ、ボキッ、よういサァ次のステップへ。

1.「受験体制Ⅱ」(今までの反省、補習そしてこれからの実践)
 
 ①「受験Ⅰ」の反省から
  1.「やり残したところ」をどうするのか。(個別指示)
  2.ミスった問題(→訂正ノート他)をどうするか。(→取捨選択、そして再演)
  3.見えてきた不備、無理、ムダをどうするか。 →最重要です。
  
 ②実践問題(標準レベル→応用レベル)
  入試問題(土/日講座 →訂正ノート、カード)
  
 ③数学・・・いよいよ図形(編)に入ります。
  社会・・・資料、地図問題の読み取りに入ります。
  理科・・・復習 中2理科 第2弾
  英語・・・再び文法チェックです。後半に「英作文」演習
  国語・・・全国レベル問題の演習60回+40回(未定)へ。

2.3ステップ(ホップ、ステップ、ジャンプ)
​  Ⅰ…補習(1年~)10月~2月
  Ⅱ…総復習 12月~1月 a入試過去問題演習 b全国区問題演習 c難問クリア
  Ⅲ…再チェック 1月~2月

■中1、2の2学期後半  (まだまだ訓練期です)

  イマ、なにをするべきか?
  <読解力>を鍛えよう!  → 「読み方」を磨く

1) ①文字を読む → ②ことばを読む → ③文章を読む
   ⇒音読の習慣をつけよう。
    耳と口が文章のリズム、流れをかたまりとして理解するまで<声>を出すのです。

   ポイント 1.声の出し方、スピードを覚える。
         2.句読点のショートストップ法、倍速読み →黙読へ


2)文章読解(分析、文脈、中心テーマの把握 etc)
   文章(各小段落→大段落→中心文へ→主張の発見)

   ポイント 1.文章全体の構造(構成)に慣れる。
          2.重要文、箇所の<探索>→探しにいくのです。
          3.段落の中心文に傍線マーカー
          4.おもしろい表現をチェック →「引用ノート」へ

    
​    ⇒
中心文と付加文を判別する。
    中心文…抽象的、まとめのところ、繰り返されることば
    付加文…比喩、例え、体験、説明する文

■高校生ガイダンス ポイント

1)春講高校生8日間連続講義

 テーマ:『大学受験のためのプラットフォーム作り』
     高校生の学習範囲/全国区(50万~)/センター試験

2)教科別単元
​

  ①英語・・・1.単語・イディオム(熟語) 4000語水準
        2.速読
      ◎ 3.精読
        4.文法
        5.構文
        6.英作文
        7.リスニング
  ②数学・・・1.数Ⅰ/数A
        2.数Ⅱ/数B
        3.数Ⅲ/数C(理数系)
  ③国語・・・1.現代国語
        2.古典(古文/漢文)

3)教材・テキストの使い分け

  1.教科書は学校ごとに難易度が異なる。どのレベルなのかは知っておく。
    基本的には予習用として使いたい。特に英語、数学は1単元前を予習しておくと余裕ができる。これは大きいぞ。
  
  2.サブノート(自分で作るのが難しい生徒は市販のものを使用してもいい。)
  
  3.参考書は早めに手に入れておく。(6月以降にする。旧版が残っている。)
    ①予習用、弱点補強用のやさしいものと、②復習、応用の参考書があれば非常にいい。(使いきれないならダメ)
  
  4.入門書としての新書の類はどんどん読んでおくといい。
  
  5.評論、小説、エッセイは後々の段階で必ず必要になる。
    早め早めに読書計画を立てて読んでおくこと。英語の力はこの読書体験に負うところが大きい。
   (あとになって読もうとしても手遅れとなるぞ。目安は2年生の夏休み明けころかな。)

  6.問題集はノルマテキストになる学校配布のものを中心に演習する。易しいものから難易度の高いものまで、時期に応じて演習しておくといい。

4)受験情報誌・・・地方にいると情報格差で都市圏の受験生との格差が大きくなる。
           2,3年生は必ず紙ベースの情報を基本にして受験の情報をスクラップしておくといい。ネット情報も取捨選択が必要である。
           友人との情報交換も必須です。先輩からの情報もそれなりに吟味して参考にするといい。

           赤本(青本/黒本)などの過去問題集は手に入れて早め早めに傾向と対策になじんでおくといい。
          (高1の冬あたりから収集しておくこと。)

5)小論文を3年生になっていきなり書けといっても無理である。
  高1からいろいろなテーマに関して知識を求め、整理しておくことが肝要である。
  新聞、雑誌、授業、新書、文庫などでテーマを作ったりスクラップする習慣があるといい。
  文庫目録、新書目録は絶対に必要なものである。手に入れておくこと。

6)図書館の活用も忘れない。勉強しに行くのではないぞ。本を調べ、借り出すために使うのだ。
  目録等でチェックした本がどういうものかを手に取ってチェックしてみるのだ。小説などは身銭を切ったほうがいいのだが、図書館の単行本でもいい。

7)『麒麟伝』をどこまで使えるのかは、君たちの意志と能力の問題だが、自分なりに活用すれば、大きな成果が約束されるはずだ。

8)学習法をマスターしておくことも必須事項である。
   学習法A:イメージトレーニング(マップ法+ロード法+三角法)
   学習法B:計画法
   学習法C:ノート法
   学習法D:セミナープリント(*麒麟伝講座、プリントを参考にするといい)

9)『天声人語』の筆写はできれば毎日実行するといい。『余録』、『編集手帳』でももちろんいい。継続が大事なのです。
  社会への関心がなければ大学は受け入れてくれないぞ。
  社会人ではないが、その予備軍なのだからおとなとしての知識、常識はもたなければならない。 


■大きな樹になる

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成長するには相応の環境、植物に例えれば、環境からの養分、水、光が必要となります。
A(土壌)とB(光+水)は欠かすことは出来ません。

勉強で言えば、
Aは自分の力を大きくする向上心、好奇心、競争心、自覚など精神力に関わるところに当たります。
Bは成績向上、テスト勉強、入試対策、学校や塾の勉強に当たります。

★A+B=きみの学習スタイル
 だから、方法論を磨くのです。
A.成長期に必須の力を身につけるには

 ①基礎力・・・学習への意欲、文房具の使い方を学ぶ、ノートの教科による種別化。
        机回りの整理整頓ができる、プリント類の分類保存をする、勉強時間とそれ以外の時間の峻別をする。

 ②基本力・・・学習の前提となる知識、常識を知っている。家庭や学校での生活を責任を持って実行する。生活が崩れると精神もダウンしてしまいます。

     ★人間と植物の違い・・・自然環境の中で自然環境の変化に応じて成長する植物。
                 人間は自然に依存しながら人間社会という環境の中で生きています。少年期から青年期へかけての成長は急速に
                 行われ、その後の人生の歩みを規定してしまうほどの力を秘めています。
                 この時期の豊かな土壌、光や水とともに養分も十分に恵まれていれば精神の大きな核(種子)ともいうべき力が
                 蓄えられるでしょう。

                 人生という長いスパンで考えたとき、いつどこに投資すべきなのかははっきりしています。
                 その都度その都度のカンフル注射ではなく基礎基本こそ、種子を生み育むこのこそが肝要ではないかと思います。

B.勉強の序章
 鳥の雛が殻を破り、木々や花々の種子が芽を出すとき、外の光にさらされるとき、人間で言えば、自分の世界から外のことばの社会へ出る時、
 自分のことばの中に外に応じることばの準備ができているかどうかは極めて大事なことです。この困難な時期をどう通過するか、躓きの石に
​ ならずに自己を膨らませることができるかどうか、注意深く見ていてほしいと思います。そこには大樹への道が比されているはずなのですから。

■成長期の「成長点」を刺激する。

植物の根の成長をみてみよう。
地下にある根は先端の根毛のところがどんどん大きくなります。
人で言えば目に見えない感情や思考、それも変身することばが突き出す初々しい感情、思考です。

この時期、この感情や思考を刺激し、大きく成長させるにはどうすればいいのでしょうか?

どこを  ・・・「成長点」、伸び盛りなのはカラダだけではありません。
        感情、思考つまり精神もまた大きくジャンピングの時期を迎えているのです。
どのように・・・自分の力で立つ、立たせるのではありません。
        滋養分を吸収できるアタマをつくる。つまり好奇心です。

★こどもの成長におけるおとなの仕事
人生も、勉強も、そして入学試験もそれなりの準備が必要です。どの時期に何を見てあげればいいのか、こどもの成長におけるおとなの仕事があります。

①A短期目的 → ②B中期の目標 → ③長期(人生)を成長のラインで考えてみましょう。
目的があって目標を設定します。そして時期を考えましょう。時期を失すると成長は鈍くなり、ほとんど成長を止めてしまいます。
そののち平衡状態のあとは・・・です。
いつなのか、そうです、世界へ出ていくときです。
小学生で言えば4年生~、中学生ならば言うまでもなく中1生、高校生ならば高1生の時期ですね。
人生は人世なのです。自分の世界が大きく広がるときが成長が著しい時期なのは言うまでもありません。
(インターネットや通信等は必ずしも世界が広がるとは限りません。広がっているように錯覚することはできます。)

大人(親、先生等)が関与するのは、その成長のポイントにおいてです。これを見逃さないことです。この時期に適切な対応をすることです。
特に強調していえば中学1年生の時期です。世界の見方、考え方を自覚する時期です。ただぼんやりとやり過ごしてしまえば、成長ポイントは消えて行ってしまいます。
​
具体的に言えば、たとえばノートのつくり方、エンピツの握り方、背骨をまっすぐにするというような基本的な姿勢、整理整頓の習慣、予定や計画のつくり方、実行するための手続き、話し方、聞き方等、いくらでもあります。

■発見する出会い

☆成長期にどんな場所にいる?どんな時間を経験する? 
 時間や場所に限定されず、そこからジャンピングする力がきみたちの成長です。
 ではどうすればジャンプできるのだろう?

大きな出会いがあればいい。
 
①人と人との出会い(Face to Face)
将来的に大きな関係が結ばれるかどうか、ともだち、恋人、先生・・・
人をみる眼ができるかどうか、相手の精神の奥行きを測れるかどうか、深さや浅さ、賢さや愚かさの知見がひるがえって自分を見つめる力になるかどうか。

②知識との出会い(情報の取捨選択)
たくさんの情報の中から、自分にとって意味のあるものを選択する。
暗記するとか、知っているとかのことではありません。自分の感情とか思考を通して、今持っていることばや記憶と対話させるのです。

③言葉や文章との出会い(新世界の発見)
いろいろな文章や、会話のなかできみたちの胸にキラリと光ったものをどんどん引用して自分のものにしてしまうことです。
引用ノートを作っておくといい。

大きな出会いは精神の成長のための土壌であり、温床になります。
すぐに感動に結び付くわけではありませんが、長い時間のなかでゆたかに発酵してくるはずです。


☆さて問題はここからです。
①②③の出会いはどうやったらできるのでしょうか。

言葉が出会いを支えているのです。ほかの人とであれもうひとりの自分とであれ、ことばが対話を成り立たせているのです。
ことば自体の浅さや深さ、イメージの喚起力、おもしろさが伝達用のことばを越えてググっときみたちの中に入ってくるのです。
ことばは触媒になり、あるときことば自体も深化するのです。新しいものを生み出す化学変化、つまり感動へ変身するのです。
そのとききみたちのいる場所、時間は自分の時間、場所となって特殊化されているはずです。

■『受験エクスプレス』に乗る前に

勉強に必要な資質や獲得すべきスタイルを書いておきます。

1.大きな記憶容量とスピーディな暗記力
 ①短期的にすぐ覚えられる、記憶力には自信がある。しかし、すぐに忘れてしまう。
 ②たくさんのことを覚えられる。しかしなかなか覚えられない。
 どうすればいい?この記憶力の難点は記憶の入口と出口を改善すればクリアできます。プラットホーム構築の実践トレーニング講座で覚えてください。

2.スピーディーな判断力
 どうしていいかわからない、どこがわからないの?と聞くと、ぜんぶ分からない。という生徒諸君がいます。
 つまり何が問われているのか、なにが問題なのかが分からないという状態です。問題の意図ではなく、問題そのものの性質が見えないのですね。

 判断するには、判断をする根拠の知識が必要です。これが不足しているのでしょう。
 全部わからない。というと、自分の問題ではないかのように錯覚するのは甘えです。このレベルではまだ問題の前に座ることはできません。
 判断の根拠を引き出せない状態で答えを出そうとしても、それはもちろん無理な話です。判断以前の知識の量に不足があるのでしょう。
 (しかし受験問題は知識が不足していても正解する方法はあります。場合によっては問題文を読まなくても、設問に正解することもあるのです。
 受験のテクニックが補助してくれるのです。これは秘密。)

3.学習スタイルを持っている。
 学習スタイルがないと大きな得点は望めません。テスト問題の分析や解答の吟味の前にすべきことがあります。
 自分の勉強の型、スタイルの点検です。勉強のしかたは一様ではありませんし、ひとりの生徒でも教科によっていろいろ変化します。
 ましてや方法を身につけなくてはいけません。まずは躓きのところを見つけることです。
 しかしこれがなかなか自分ではわからないのが実際です。
 どこに難点があるのか、生活スタイル、人間関係、「学ぶ」ということ、たくさんのポイントをチェックしていかなければなりません。
 ここで一番大切な資質は『素直さ』です。自分の弱点を謙虚に認める素直さが出発点です。
 もちろん誘惑をはねつける意志の力や何度挫折してもあきらめない本当の強さが必要なのは言うまでもありません。
 学習スタイルをつくるとは、このような困難を引き受けることなのです。
 これがいかに精神的に大きくなることなのかは、実際にスタイル確立の過程で見えてきます。
 (手を引いてあげることは正しくありませんが、背中は支えてあげることです。)
 また素直さとは、なんでもイエスと言うことではありません。自分の意志をまっすぐに表現(エキスプレス)できることです。

4.論理的な考え方、推論ができる。
 算数、数学が得意であるからといって、論理的な思考ができるというわけではありません。
 算数数学は論理的な積み重ねで成り立っていますが、必ずしも論理的な推論を要求しているわけではないのです。
 パターンの暗記で対応できるものです。パターンがない、あるいは見えないところでこそ論理が必要なのです。
 ここでいう論理は、ある事柄から見えない線分をイメージするような創出的なあたまの働きのことです。
 どうすれば柔らかなあたま、イマジナティヴな推論、プログレッシヴな論理の立て方を身につけられるでしょうか。

レオナルド・ダ・ヴィンチを呼び出しましょう。
水の渦巻き文様から宇宙の渦巻きまで彼のあたまの中で動いていたもの、結晶した作品というよりも『手稿』の中でいまだ未決状態で震えているものを見てください。(岩波文庫に入っています。)
​君たちもまだリトルダヴィンチです。大きな渦巻きがあたまの中にあるはずです。(つむじはその証拠です。?)
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