ウディ・アレン 『人生万歳』
これはムーヴィではない。モノガタリである。 しかもかなり手あかにまみれ、もう誰も聞いてくれそうもないシロモノ。 モノガタリの展開が読めてしまうからではない。 人物たちの役割があまりにも役的だからでもない。 ひとことで言うなら、映画という主体に自己意識がないのだ。 人物たちの自己意識も、役をくずしてしまうほどのdeepなところへは降りていかない。 「こんなもんでいいだろう、どうだ、オモシロイダロ?」 ウーヌです。アレンの知性がモノガタリに依りかかってひからびてしまったのか。 老教授のタワイない天才おしゃべりにはイイカゲン反吐がでる程。 ジャパンのスポーツ解説者しかり、なんなのだ、「ことば」会話のこの下品さは。 「黙れって言うの」ん?(誰?)
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