『やさしくキスして』 (the fond kiss)
ケン・ローチ監督。 いきなり結論。 「宗教とは信仰ではなく、この世界に不都合な状況を作るための手続きなのだ。」 現在がどのように宗教を受け入れているのかがよく実感しうる。 日本とはその対極にあるようなシンドイ問題である。 進歩が常に全体や集団の権力や権威からの解放であるとするなら、 まさに宗教は、反進歩のとりでみたいなものになっている。 言い忘れた。舞台はイギリス、グラスゴー市である。 大学が5つもある都市でのはなし。 個の人生を生きるのも、信仰のてっぺんや底辺をはねとぶのも 私の決定にかかわるのであれば、 まずは、<私>の世界の成り立ちを問うこと、 その不条理に向き合うことが必須の条件だろう。 ケン・ローチ監督<社会派>の思考法にはいつも勇気付けられる。 日本語の題はひどい。
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