『殺人の追憶』 ボン・ジュノ 韓国ムーヴィ。
同じ殺人でも、こちらは犯人はでてこない。 ここがこの映画のオモシロイ(スゴイ?)ところ。 レイプ殺人の犯人追跡なのだが、容疑者と刑事のドタバタ劇なのだ。 このドタバタのドラマと映像の質はシリアスである。 空、雲、街並、家並、家の中、工場、警察所、学校、便所、 ここにあらわれたこの国の<リアル>の中に、 なぜ犯人があらわれてこないのかの理由がある。 ラストシーンの晴れた空、曇っていく空。圧巻。 「漢口の怪物」(?)もこの監督だったかな。 日本のTVをにぎわしている韓国のドラマは、 どうもNHK的な古いモノガタリの反復にみえてしまう。 つまり<現実>がないのだ。
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